オンライン学習管理でやる気UP!!
目次
〜学習計画と学習記録をアプリを使って効率的に〜
「うちの子やる気がなくて、全然勉強しないんです」
よく聞く保護者の悩みです。
だから、みなさんお子様に「勉強しなさい!」なんて強く言ってしまいがちですね。
そして、いつの間にか喧嘩になってしまうケースもよくお聞きます。
でも、そういうとき子ども達はやる気がないわけではなく、何をしていいかがわかっていないということがよくあります。
実際、私の元に来る生徒の大半が「勉強するにも何をしていいかわからない」ということが多いです。
そこで、そんな悩みを解決するために、今回は「学習の予定の大事さ」と「学習記録をとることのメリット」についてお話したいと思います。
私の塾でも学習計画を考えてあげると、あっという間に毎日真剣に勉強に取り組むようになります。ただ学習計画を立て見守って上げているだけでいいんです。それだけで、お子様のやる気に変化が出てくるかもしれません。
それには、実は脳の働きが大きく関係しているのです。
学習計画を立てるとお子様のやる気を上げることが出来るかもしれません。
そこで簡単に学習計画を立て、学習記録を残しておくためにオンライン教育のサービスを使う方法をご紹介します。
アプリなら親御さんがお子様の学習状況も一目で確認できてアドバイスもしやすいです。是非お子様と一緒にアプリを使って学習計画を立て、学習記録を確認してあげてください。お子様のやる気もアップし、お子様とのコミュニケーションも増えて親子関係もよくなることも期待できます。
学習計画を作ってやる気アップ!
小中学校の成績上位者には学習計画を立てている児童生徒が多いようです。
そこから、成績上位者は勉強を習慣的にできていることが考えられます。
それは、実は、目標が明確化にし、目標を達成すると脳からドーパミンが出て脳がまたドーパミンを出そうと頑張ろうという意識を生み出しているからなのです。
学習目標を作るためには、まず学習計画を作ることが大切です。
効率的に学習計画を作れるアプリを使って、学習計画を作ってみましょう。
そして、脳にドーパミンを出させてやる気アップを目指しましょう。
学習計画で目標を明確化→頑張って目標達成するとやる気がアップ!
成績上位者は学習計画を立てていることが多い。
ベネッセ総合研究所の「小中学生の学びに関する実態調査(2014)」の結果を見てみると、成績上位者ほど計画を立てて勉強する人が多いことがわかります。
計画を立てて勉強する人のうち45.2%が成績上位者、25%が成績下位者となっています。逆に計画を立てて勉強しない人のうち40.6%が成績下位者、28.8%が成績上位者という結果です。つまり、成績上位者は学習計画を立てることで何らかのプラスの効果を得ていると考えられるのではないでしょうか。
学習計画を立て目標が明確化させ、目標達成をすることで脳がやる気になる!
学習計画を立てると目標も立てやすくなります。その目標を達成しようと挑む時に脳ではドーパミンが分泌されます。さらに、その目標を達成したときに脳内でドーパミンが大量に分泌されます。
脳をやる気にさせる物質について聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
そう!それがこのドーパミンです!
ドーパミンとは、脳全体にある側坐核(そくざかく)と呼ばれる神経細胞から分泌される神経伝達物質です。
文部科学省が行っている脳科学研究戦略推進プログラムにおいて、東京大学の河西春郎教授の「ドーパミンの脳内報酬作用機構の解明」によると、側坐核の脳の神経結合部であるシナプスがグルタミン酸により活性化されたあと、報酬信号となるドーパミンが与えられた時にのみシナプス部分が増大することがわかっています。簡単に言えば、ドーパミンは人間に幸福感を与えることができる「脳内報酬」です。
だから、脳はドーパミンを得るために頑張ろうとするのです。
これがやる気の源です。
つまり、やる気を上げるには、ドーパミンをいかに分泌させるかが鍵を握っています。
では、どういう時にドーパミンが分泌されるのでしょうか。
【ドーパミンが分泌される時】
好きなことをする
運動をする
たくさん笑う
音楽を聴く
本を読む
以上のようなときにドーパミンは分泌されると言われています。
しかし、注目したいのは
挑戦をしようとするとき
目標が達成されたとき
つまり、学習目標を明確化し、それを達成することによって脳からドーパミンが分泌されやる気が生まれ、さらに学習をしようとするのです。
これが勉強をやる気になるサイクルになります。
成績上位者がよく勉強をするのは学習計画を立て、それをクリアしようとするときと達成したときにドーパミンが分泌されやる気が上がっているからなのです。
オンラインアプリを使ってやる気を上げる学習計画の作り方の基本
やる気を上げる学習計画とは、具体的で達成できるぎりぎりの量を設定したものです。
学習計画は、月・週・日単位で立てます。
そして、必ずページ数など具体的な数字を用いて、ギリギリやり切れる量を設定します。
達成意欲と達成感によってドーパミンが出てまた頑張れるサイクルが生まれます。
【月、週、1日単位で計画を考える】
例えば、定期テストなどまでの計画を考えてみましょう。
長期目標(テストまで)
次のテストまでの範囲は、前回のテストから考えるとおおよそ検討がつくはずです。
教科ごとにやるべきことをそして、どんどん書き出していきましょう。
その際、「教科書の○ページから○ページ」と具体的な数字を使って書くことを忘れないでください。
具体的数字を使い、目標が明確になるとまたドーパミンの分泌に繋がるのです。
これで長期的な目標は完成です。
中期目標(長期目標を週単位に)
次に、それを週単位に細分化をします。
ここで大事なことは、「可能なギリギリの量を設定」することです。
そして、決して無理はしないことです。
ドーパミンの話を思い出してください。ドーパミンは目標を達成したときに多く分泌されたのでした。
だから、自分が1週間でできるギリギリの量を設定してください。
ギリギリの量の設定は、難しそうですがおおよそ「学習ページ数÷学習時間」で予想が出来ます。オンラインのアプリなどを使用すると学習ページ数と学習時間が分かりやすくて学習記録をつけていくことでこの計算ができるようになります。学習記録をつける大きなメリット言えます。
短期目標(中期目標を1日単位に)
最後に週単位の予定から毎日1日ずつ予定を考えて、その目標を達成するよう実行していきます。このときも1日にできるギリギリの量を設定してください。
毎日目標を達成することで、ドーパミンが分泌され毎日学習することが可能になります。
学習習慣の完成です。
1日の積み重ねによって、週単位、長期での目標も達成できれば、さらなるやる気が向上していくことが期待できます。
学習予定によってやる気をアップさせることが可能になります。
しかし、これに学習記録をつけることによってさらにやる気がアップさせられるのです。
オンライン学習計画アプリ「タイムテーブル」を使って学習計画を作ろう!
多くのリマインダー系のアプリがありますが、週単位、1日単位の計画を作るのに有効なのが「タイムテーブル」です。
それでは、タイムテーブルを使って先ほどの学習計画をオンライン上で立てていきましょう。
画面下の「宿題」に週間の予定と目標を入力します。
まず、画面下の「宿題」をタップします。
ここにテストまでの長期的な目標を週単位で入力していきます。
【名前】 テキスト名+ページ数or時間数を入力
【科目】 科目名を選択
【期日】 週単位の計画ですが、土曜日を期限とします。日曜日は予備日にしておくことをオススメします。
【完了】 期日までに全て完了に変えられるように、終わったものは「完了」に変更
※有料版にするとリマインダーや添付資料をつける機能も使用することができます。
毎日、学習前に「タイムテーブル」に1日の学習予定を入力します。
「宿題」の画面で、週間の予定を確認後、画面下の「タイムテーブル」をタップし
ます。
「追加する」をタップします。
【科目】 科目名を選択
【場所】 テキスト名とページ数を入力
【開始時間】開始予定時間を選択
【終了時間】終了時間を選択
※こちらも有料版にするとリマインダーの機能で学習時間を知らせてくれるようにな
るので便利です。
オンライン教育アプリに学習記録をつけてやる気をUPさせよう!
実験から、学習記録をとるとそれが動機づけとなり学習時間が増えるという報告がなされています。つまり、学習記録をつけるとやる気が上がると言えます。
さらに、学習記録をつけていくことによって、自分の学習状況が分かりやすく見えるようになります。そうすることで、学習計画の作成時に、ギリギリの目標を立てやすくなるメリットもあります。
しかし、学習記録をつけることは手間が掛かって、面倒臭いかもしれません。
そこで、学習管理アプリ「スタディプラス」を使用していただくと簡単に学習記録や分析が可能になると思います。
学習記録はやる気を上げる
加藤澄恵氏の「学習記録が英語学習者の動機づけに及ぼす効果」における実験では、英語リスニングのテストに向け、学習記録によって学習時間が増加するかの調査が行われました。
実験では、全員に学習記録表を与え週末に提出するよう求めました。そして、2つのグループに分け、一方は記録が成績に関わるグループ、もう一方は成績に関わらないグループに分けた。
結果は、学習記録を取らせることで大幅に学習時間が増えたことが分かりました。
成績に関係のあるグループは83%、成績に関係のないグループは72%、全体で78%が学習時間の増加を報告しています。
つまり、しかも、その学習記録が成績に反映するしない関係なく学習時間の増加が見られました。学習記録をつけるだけでも十分な効果が期待できることがわかったのです。
オンラインサービス学習記録や学習管理ができるスタディプラスを活用しよう!!
スタディプラスとは、現在500万人以上が登録している学習管理アプリです。APPストアでも4.7点の評価もついている名実ともにNo.1の元祖学習管理アプリ、それがスタディプラスです。
スタディプラスの基本的な使い方についてご説明します。とても簡単に使えるので学習記録をつける負担も少ないと思います。ここでは、スタディプラスで簡単に学習の記録をつける方法をご紹介します。
【準備をする】
教材を登録しておく
画面下にある「記録する」をタップする。
↓
「新しい教材を登録」をタップする。
↓
「教材名を検索」もしくは「バーコード読み取り」を選択する。
※検索できないものは「独自教材を登録」を選択し登録する。
※ここで教科ごとにカテゴリー分けをしておくとあとでの確認で便利です。
【記録をする】
学習の記録をつける5ステップ
それでは、学習記録の入力をしてみましょう。
(以下の画像をステップごとに)
①画面下の「記録する」をタップする。
↓
②本棚から勉強するテキストなどを選んでタップします。
↓
③ストップウォッチを選択し、学習を始めると同時に開始ボタンをタップする。
↓
④学習が終わったら、「完了」ボタンを押す。
↓
⑤学習量をタップし、学習した合計もしくは範囲を入力する。
※「要点・ひとことメモ」に反省を入力するとさらに効果が期待できます。
たったこれだけのステップです。これなら毎時間の学習記録もつけられるのではないでしょうか。
また、全ての学習が終わった後にまとめて入力することもできます。
【学習記録の確認する】
入力した学習記録を確認するのも簡単です。
①画面下の「レポート」をタップします。
↓
②「記録」のタブでは、「カテゴリーごとの学習時間」や「時間配分」などが確認できます。
教科ごとの偏りなどを振り返ることができます。
↓
③「タイムライン」のタブには、学習した時間、範囲が時系列で記録されています。
お子様の学習を確認することが簡単にできます。
スタディプラスで学習時間全国2位になったD.S.くんの事例
私が主宰する予備校でもスタディプラスを導入しています。学習記録をとることの大事さは、日々感じています。
やる気が上がり、学習時間の増加に繋がっていると思います。
その一例として、昨年夏行われた学習時間を競うスタディプラス主催「S -1グランプリ」で全国2位になったD Sくんの事例を見てみましょう。
画面は、私たちが導入している「スタディプラス for school 」の画像です。生徒たちの学習記録などが一眼で見られて、学習計画まで立てられるのでとても重宝しています。
学習塾の先生にはぜひ導入をオススメします。
毎時間学習記録をつけていっています。タイムラインはSNS形式で繋がっている相手に表示されます。これが、また効果をあげていると思います。
1日12時間以上学習ができています。通学時間などの隙間時間まで使えているのが、大事な注目ポイントだと思います。
決して、期間中だけ頑張ったわけではなく、いつも通りに学習をこなした結果です。
無理なく全国上位レベルまで学習時間が増加していることがわかると思います。
まとめ
学習計画を立てることで目標意識が生まれ、それを達成することで脳ではドーパミンが分泌され、脳が再度頑張ろうとします。それによって、やる気が高まります。
そして、学習記録をつけていくことで、さらにやる気をアップさせることが可能になるのです。
学習計画と学習記録を便利なオンラインアプリで効率的に行って、お子様のやる気を上げてあげていただければと思います。