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オンライン授業でもしっかり学べる!~オンライン教育を活用!学習の黄金サイクル!~

オンライン授業でもしっかり学べる!~オンライン教育を活用!学習の黄金サイクル!~

EduOnline 編集部
EduOnline 編集部

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により、学校が休校となりオンライン授業が行われる機会が急増しました。非常事態宣言が明け通常の対面授業が始まった学校も多いですが、未だ大学などではオンライン授業が続いています。

現在、コロナウイルスの感染者がまた急増しています。学校でもクラスターが起こり、不安を抱えている保護者の方々も多いのではないでしょうか。

荻生田文部科学大臣は11月の記者会見で、「一斉休校は考えていない」と発言していますが、この感染者数の増加でも休校要請について考えないのでしょうか。子ども達の安全を考えたら、学校を休校にすることも考えておかなければならないのではないでしょうか。

実際、自主休校を求める生徒も現れ、登校選択制を採用する学校も出てきています。

その中で注目されるのは、やはりオンライン授業です。

しかし、まだ教育現場がオンライン授業に対応できる準備ができていないことから、決して授業の質が高いとは言えません。

私の主宰する学習塾の保護者の方々から、オンライン授業に対する多くの不安や不満の声をいただきました。

「子どもの授業に対するモチベーションが低い」
「子どもの学びの質が低くなってしまうのではないか」
「家庭の状況により、学習の差が生まれてしまうのではないか」

このような声を聞き私が今までの経験からアドバイスさせていただいたのは、『学習の流れを作ること』です。

学習の流れを作ってあげるだけでも授業への理解度が高まることが期待できます。理解度が高まれば授業で行われる学習への関心も高まることも考えられます。

そこで、今回は私が保護者の方にご提案したオンライン教育を活用したご家庭でできる『学習の流れ』の作り方をご紹介します。

みなさんが今までうまくいっていなかったオンライン授業を上手く活用できるようになり、しっかり学べる環境をお子様に提供できるようになっていただければ嬉しいです。

【予習➡授業➡復習】の黄金サイクルを作ることが学習効果を上げる鍵!

私が生徒達を指導するときに大切にしているのは学習の黄金サイクルです。つまり、「予習➡授業➡復習」の学習の流れです。

予習で全体像を掴み、問題意識を持ちながら授業に臨み予習の知識を確認しさらに深い知識を身に付ける。そして、授業後には必ず復習をして知識の定着を図ることです。

今回はご自宅でできるよう映像授業やオンライン家庭教師を取り入れた学習の流れとそのそれぞれの効果、対策、注意点などについてお話しさせていただきます。

映像授業で予習をして準備ばっちり!

予習をすると授業効果が上がる!

予習は復習に比べておろそかにされがちな部分ですが、実は予習は復習よりも高い効果を示すこともあるぐらい重要なものです。

実際、ご紹介する調査では、予習だけを指示された生徒の方が復讐だけを支持された生徒よりも理解度を試すテストでは良い結果を出しています。

予習をすることによって授業への取り組みは変わります。

中学2年生を対象に歴史の授業における予習効果について測定した東京大学大学院教育学研究科の「予習が授業理解に与える影響とそのプロセスの検討―学習館の個人差に注目して(篠ヶ谷2008)」によると、以下のような結果が出ています。

予習だけを支持された場合は、復習だけを指示された場合に比べて3点以上も高い結果になっています。出来事の因果関係をよく捉えられていることがテストの結果として表れています。30点満点のテストなので3点の差は大きいです。

先生が授業中にメモして欲しい重要なポイントをメモする量が、予習グループは25ポイント中17ポイント以上となりました。これは、復習グループの5ポイントに大きな差をつけています。

つまり、予習を行ったことで歴史を勉強するうえで重要な背景に対する理解力が高まったと考えられます。予習をしていた生徒は、さきに「どのような事件が起こったかを」などの知識を得ておくことで授業では歴史の背景に注目でき、理解が深まったと言えると思います。

また某小学校で行われた算数の単元テストについての調査において、予習ありの場合と予習なしの場合の点数を比較すると

100点をとった生徒の延べ人数が予習ありの場合が85人、予習なしの場合が31人という結果からも、予習をするとほとんどの生徒の理解度が高まったと言えます。

この結果の背景には児童が予習したことにより、授業において教師と児童の意志疎通が図れ、効率的に指導できたこともあると思います。

やはり、予習をすることによって授業の質が高まることが期待できるのではないでしょうか。オンライン授業においても、この効果は期待できると思います。

②ちょっとした予習でも期待できる!便利な映像授業!

「予習をすると授業のポイントを掴め、その結果学習効果が高まる期待できる」ことはわかりました。

しかし、「予習は面倒くさい」と答える子ども達が多いのも事実です。

でも、実は予習は簡単に行うだけでも十分効果を期待できるのです。

さきほど紹介した2つの実験でも行われた予習は簡単なものでした。

「ただ教科書を読むだけ!」

これだけでも、先ほどのような効果が表れました。

つまり、予習では授業の大まかなアウトラインや流れを頭に入れておくだけで十分授業効果のアップが期待できるのです。

そこで、さらにもっと簡単にもっと効率よく予習をするために、私がオススメするのが現在オンライン教育のメインとも言える「映像授業を使った予習」です。

ただ自分で教科書を読むだけよりも、わかりやすく説明をしてもらえるし、視覚的聴覚的な効果も期待できると思います。

映像学習の効果とメリット

映像学習はイメージしやすくてわかりやすい

医療系の専門学校において映像授業と従来の授業に関する授業意識のアンケートと学習意欲に関するアンケートの回答のデータを見ると以下のようなものでした。

対面授業よりも映像授業の方が自ら学ぼうとする内発的動機付けが高い結果になりました。この場合は治療現場を目の当たりにすることで直観的な理解が高まり、授業に対する意欲も向上したと考えられます。これは、理科の実験や実際に見てみることでイメージが明確になるような学習においては映像授業が非常に効果を発揮することができるということだと思われます。

映像授業におけるさまざまなメリット

塾や予備校に比べて料金が安い

スタディサプリの「大学受験勉強に関する調査」によると、塾や予備校の年間を通した受講料金は入塾金などを含めて、53万円でした。一方、スタディサプリなら1ヶ月1980円なので年間 円でした。塾や予備校などに比べて圧倒的に安いので気軽に始めることができるのもポイントです。

●講師の質が高く、ハズレの講師が少ない
塾や予備校に高い費用を払っても運悪く指導歴が浅い講師の授業を受けることになってしまったなどということがなく安心です。質の高い授業なので、簡単な予習にもピッタリです。

●場所や時間に捉われず授業が見られる
スマホやタブレット、パソコンがあればいつでも授業を受けることができます。コロナウイルスで授業がなくなることもないので、自分が必要な授業をいつでもみることができます。

自分が理解度に合わせて授業を見ることができる
再生、一時停止、巻き戻し、早送りなどが自分でできるから対面授業のように聞き逃しなどがなく、自分の理解度に合わせて授業を見ることができます。

「ふりかえり」と「自己評価」でオンライン授業の学びを充実させる

「ふりかえり」でオンライン授業の効果をさらに引き出す

慶応義塾大学総合政策学部の井庭崇教授が開催した「魅力的なオンライン授業づくりの工夫・コツを語るオンラインセミナー」でお話しされたアイデアをご紹介します。

「ふりかえりのたまご」

授業後、コメントシートなどを使って振り返りの文章を書く代わりに、卵型の円を使って「今日の授業で面白かったところ」を描く。

まず、A4用紙に卵のような楕円を書きます。これが授業全体を表します。

次に、授業の中で「一番面白かったことや発見的だったことを」を大きな円の内側に黄身のような形で描きます。

さらに、他のことについても白身の部分に小さめの円で描いて付け足していきます。

授業全体を振り返って、自分にとって重要なことを掴み、表現することができます。全体のメインを一つ大きく書くことで、小さな知識の積み重ねだけでなく大きなメインに小さな知識を結び付けていくことも期待できます。

できるなら授業終了後1時間以内に「ふりかえりのたまご」を作成するとより良いと思います。このタイミングであれば、簡単な復習でも十分です。

子ども達に「自己評価」を考えさせる

井庭教授が行っているのが、学生自身が「自分の発言や授業に対する貢献、宿題、自分の学び、成長などを多面的に自分で自分の成績を考える」方法です。

それぞれの項目に対して、S、A、B、C、Dのどれに該当するかその理由を述べてもらいます。

井庭教授は「子ども達がこの授業では、何が評価されるのかという基準を考えながら、自分のパフォーマンスを振り返ってほしい」と付け加えています。

≪授業履修者の声≫

  • 自分で振り返ることで、授業の受け方を反省できる。
  • 次の授業へのモチベーションに繋がる。
  • 授業全体を振り返ることができて、学びが深まった。

このように自己評価をすることで授業の復習だけでなく\自ら授業の質を上げることに繋がっているようです。

これらは本来教師側が行うものですが、オンラインで学校にいけない場合はご家庭で行っていただき、必ず保護者の方が確認し、できることなら一言でもフィードバックをしていただきたいです。

オンライン家庭教師を使ってしっかり復習

①復習が大事

教育学では一度学習した内容を再び学ぶ復習を、学習内容の記憶定着の重要な要因の一つに挙げている。

有名なのはエビングハウスの忘却曲線です。

人は記憶後20分後でもう42%のことを忘れてしまいます。1日経つと72%も忘れてしまうのです。

そこで、やはり重要なのが復習ということになります。

「復習のゴールデンタイム」は授業後すぐ、1日後、1週間後、1ヶ月後とされています。まず、授業後の「ふりかえりのたまご」「自己評価」で軽く復習が行えますが、これだけでは足りません。

必ず1週間後に二度目の復習を行い、1ヶ月後に3度目の復習を行います。

エビングハウスの忘却曲線復習の関係

このようにタイミングよく復習ができると、短期記憶が長期記憶に変わっていくのです。

是非このタイミングでお子様に復習を行うように声掛けをしていただければと思います。

②オンライン家庭教師で復習を行うと記憶の定着が向上する!

ここでまず面白い実験のデータがあるのでご紹介します。

ロボットによる復習の支援がどの程度効果をもたらすのかという実験です。

まず学生を以下のようにグループ分けします。

  1. 常にロボットがヒントを与えるグループ
  2. 要求した時だけロボットがヒントを与えるグループ
  3. 常にパソコンの学習システムがヒント与えるグループ
  4. 要求した時のみ学習システムがヒントを与えるグループ
  5. ヒントを全く与えられないグループ

以上の5グループに交通ルールについての事前テストを行い、学習後1週間後に事後テスト1回目、2週間後に事後テストの2回目を行いました。

その結果、

事後テストの2回ともロボット(学習支援者)がいる方が、点数が高いという結果になりました。

事後テスト1回目から2回目にかけて、学習支援者がいる場合、点数が6.5点から6.7点アップしています。

学習支援者がいることによって、減少点も0.1から0.4点と他の学習システム利用などと比べて低く抑えられていました。

事前テストでの平均に大きな差異はないですが、事後テスト1回目において常にロボットがヒントを出すグループの向上点の平均が最も高いことがわかります。

さらに、事後テスト2回目においては常にロボットがヒントを出すグループの減少点がもっとも低いことがわかしました。

つまり、学習支援者がいる復習は大変効果が高いことがわかります。この結果は、学習支援者がいることで相互的な学習が可能になったからだと考えられます。これが、ロボットではなく人間であったら、見られていることの緊張感で集中力が増すなどさらなる効果が期待できます。

そこでオンライン家庭教師をうまく活用することでお子様の復習の質を高くなり、次の学習に繋がる効果があると考えます。

映像学習サービスの紹介

①スタディサプリ

  • 有料会員数140万人、導入高校2500校にも及ぶ映像学習サービスの筆頭です。

関正夫先生を筆頭に有名講師の授業を配信しています。

高校生にオススメです!

https://studysapuri.jp

②学びエイド

1コマ5分程度のスモールステップな授業なので集中力がない子にもおすすめできる映像授業サービスです。こちらも予備校有名講師の授業が受けられます。

小中学生であればこちらの方がオススメ!

https://www.manabi-aid.jp/?m=1

オンライン家庭教師サービスの紹介

①家庭教師のトライ

AIによる学習診断など常に進化し続ける家庭教師サービス。32年の実績があり、信頼を持てます。双方向のオンライン授業にも対応!

https://www.trygroup.co.jp

②ネット松陰塾

教材がわかりやすいと評判です。自習とコーチングの二方向からのアプローチで自学自習を身に付くよう指導してくれます。

https://www.showin.co.jp/net/

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